今まで、糖尿病網膜症、眼底出血、網膜剥離等の眼底の検査が必要な患者様は、散瞳検査といって、
点眼薬で瞳を大きく開いてから眼底検査が必要でした。そのための時間が1時間近くかかり、また両眼を
検査すると帰りは車の運転が不可能でした。また片眼のみの検査でも同じ時間を要し、帰りの運転が怖くてできない方もおられました。
令和1年8月から当院ではニデック社の超広角眼底撮影装置Miranteを導入しました。この装置では
瞳を開いて検査する必要が無く、帰りの車の運転の心配も無く、また短時間で検査ができるように
なりました。(疾患によって散瞳検査が必要な場合があります。)
また、蛍光眼底造影検査で造影剤に
アレルギーが出る方も、この装置では
造影剤を使用すること無く、網膜血管の血流の状態の観察ができるようになりました。(疾患によって、造影剤使用が必要な場合があります。)